人体博物館 CORPUS

k人体に関する博物館は数あれど、オランダにあるCORPUS(コルプス)という博物館は、本当に珍しい「体内に入れる」体験型の博物館です。CORPUSとはラテン語で「体」を意味するそうで、ここは公式サイトにあるように「 journey through the human body」つまり人間の体内を旅する博物館なのです。

体内に入る???

と私も最初は思いました。

例えばしまじろうが体内に入っていくDVDの教材を見た記憶がありますが、まさにそんな感じで巨大な(巨人の)体内に入って体のことを勉強できるのです。実際に、体内を徒歩で進み映像を見ながら体の仕組みや機能を学びます。博物館の感想を一言にまとめると、体内に入って体内のことを学べるなんて最高の博物館でした。

CORPUSのある場所

CORPUSがあるのはライデンです。駅から路線バスで行くことも可能です。

ライデンの駅前。

こちらがコーパス。チケット購入は公式ホームページでできるほか、日本語でチケット予約もできます。

日本語でチケット予約

 

予約時間に現地へ。チケットを見せ借りたオーディオガイドを付けて進みます。

日本語はありません。私が行ったときは、英語、オランダ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、中国語の8か国語に対応していました。

このコーパスの注意点として、入場の年齢は6才からが推奨年齢になります。オーディオガイドが必要な点、中が少し暗いという点からかもしれません。

オーディオを付けたら、エスカレーターに乗りグループごとに体内に入ります。

約1時間の体内の旅のスタートです。体内は撮影不可のため写真はありません。なので文面での説明になりますが、公式サイトにあるような内臓とか、口の中とか、まさに巨人の体内を歩いているような感覚になれます。映像を組み合わせて説明してくれるので、ただ歩くだけでなく学習要素も満載です。

体内を出ると、その後は体に関するアトラクションが各階にあります。

(通過して階段を一気に降りるのももちろん可)

これがまた勉強になり面白いものでした。

入り口(兼出口)には、体に関する本や、グッズが販売されています。

 

行ってみた感想

とても楽しんだ博物館でしたが、オーディオガイドの言葉が完璧に理解できていたかというと、100%は理解は難しいです。

体内を説明するため、難しい言葉が多いので、日本語でも難しかったかもしれません。

下の子6才(オランダ現地校通学1年)はオランダ語を選択していました。

もちろんすべては理解できていませんが、それでもインパクトのある映像に、とても楽しんだようでした。これまで全く興味を持っていなかったのに、家に帰ってから体に関する図鑑を読む機会が出てきました。

上の子9才(オランダ語学習歴1年、補習校卒業済み)にも、やはり単語は難しかったと思います。

が、以前から図鑑を愛読していたので、より知識が深まったのでは、と期待しています。

 

言葉が完全に分からなくても、なんだかディズニーランドのアトラクションのようで

学習しているということはすっかり忘れてしまいます。

オランダに来てから、こんな風に楽しみながら学ぶという施設が本当に多いなと感じています。

オランダで大活躍のミュージアムカードは使えませんが

それでもお金を払っていく価値あり、と感じた博物館でした。

もともと体のしくみに興味があり図鑑を愛読していた子供でしたが、体しくみ、消化のこと、図鑑などで写真を見るより「体内で学ぶ」事は断然インパクトがあります。

微生物博物館に行った時も思いましたが、まさに百聞は一見に如かずです。とてもよい経験をさせてもらいました。

周りに何もないような所にあり、隣にはヒルトン ガーデン イン ライデンがポツンとあるような場所です。今の所CORPUSが入っているツアーはないようです。観光や他の博物館と組み合わせずらい感じもありますが、お時間がとれそうなら是非行ってみて下さい。

予約可能な営業カレンダー。 月曜日は基本的にお休みみたいです。

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