オランダ アムステルダム市立美術館へ子供と行ってきました。アムステルダム市立美術館はStedelijk Museumと言います。見どころや感想などをまとめました。
アムステルダム市立美術館は
アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館からほど近い、ミュージアム広場にあります。予約が要らない美術館ですので、他の美術館で時間が余った際などに足をのばす場所としてもおすすめです。他の2つの有名美術館の陰に隠れてしまいがちですが、現代アートが好きであれば、かなりおすすめできる美術館です。
クロークが無料
手荷物を預けないと中に入れません。クロークは無料です。スーツケースは難しいのではないかなと思います。預けられている中にありませんでした。もし、ミュージアム広場でスーツケースを預けて観光したいなら、Lockerpointというサービスの利用ができます。
見どころ・所蔵作品
まず外観の建築も楽しめます。バスタブをイメージしているそうで。何故バスタブと(笑)由来が気になります。ミュージアム広場でも、ひときわ違和感のあるたてもの。所蔵作品も現代アート中心なので、この違和感もまた作品のよう。
アムステルダム市立美術館にはゴッホ、モンドリアン、ピカソなどの作品があります。
モンドリアンというとハーグ市立美術館に所蔵作品が多くあるのですが、ここ市立市立美術館にも作品が。ハーグまで足をのばす時間が無い場合は、ここに来るのもおすすめです。
モンドリアンを象徴するような絵もありますし、デ・ステイル (De Stijl)の作品も多く飾られています。
この椅子は！デ・ステイルを語る時によく出てくる椅子ですね。ヘリット・トーマス・リートフェルト（Gerrit Thomas Rietveld）の作品です。
テオ・ファン・ドゥースブルフ。日本ではデ・ステイルというと「モンドリアン」という印象かもしれませんが、彼もまたデ・ステイルを象徴するような芸術家です。
モンドリアンの風車の絵も展示されています。モンドリアンというと抽象画が有名ですが、こんな絵も描いていたんですよね。Windmill in Sunlightが有名ですが、モンドリアンはオランダ風車の絵も何枚も書いているそうで、それがこの1枚です。
現代アートの作品が多く展示されているのが、アムステルダム市立美術館の特徴です。この時はマリア ラスニック(maria lassnig)の作品展示がありました。
オーストラリアの芸術家という彼女の作品は、カラフルで一見すると可愛いな色合いと、シニカルな絵柄ががなんともミスマッチでそそられました
現代アートの宝庫
現代アート好きにはたまらない、作品の数々です。
いやーかなり堪能できました。広い空間に、作品が沢山。色合いや主張の勢いが強いものもあり、アートの片鱗に触れられて気がします。とても楽しい空間でした。子どもには少し主張の強いかなと思う作品もありました。現代アートは性的表現や暴力的な表現なども多いですしね。
ピンボール
今回子連れで行けた理由がこのピンボール展示でした。「現代アート見に行こう」と誘っても全く響かない子供たちも「ピンボールで遊べる」ということで、一緒に行ってくれました。子連れで美術館に行きやすい、オランダの仕掛け（？）にいつも助けられ、色々な美術館に足を運べます。
こんなピンボールで遊べる展示がありました。（2019年8月まで）
パーツを入れ替えて、自分のピンボールのコースが作れます。これにはまってかなり長い時間遊んでいました。
これは……ほぼゲームセンター(笑)以前足を運んだ人類学博物館と言い、美術館は博物館で突然ゲームセンターのようなものがあるので笑ってしまいます。でも不思議と、自分で作れるレトロなピンボールの方が楽しかったようで、こちらは数分で完了。
ミュージアムショップ
アムステルダム市立美術館のミュージアムショップは、本が沢山販売されていました。アートな雑貨も沢山あったので、好きな人にはたまらないショップです。
人気らしい、 Stedelijk Museum のロゴ入りトートバッグも。
ピンボールに1時間半、作品鑑賞30分という相変わらず残念な所要時間の子連れ美術館滞在でしたが、De Stijlの作品鑑賞、 マリア ラスニックの作品鑑賞、現代アートの表現に感嘆、と私はかなり好きな美術館でした。
アムステルダムの美術館というと「国立美術館」「ゴッホ美術館」が有名ですが、アムステルダム市立美術館、もし読んで興味を持っていただけたら、是非足を運んでみて下さい。
営業時間：10：00～18：00（金曜日 10：00～22：00）
料金 ：大人 15ユーロ 18歳以下 無料（ミュージアムカードで無料）
住所 ：Museumplein 10, 1071 DJ Amsterdam
サイト ：http://www.stedelijk.nl/
