マーストリヒトの地下通路・洞窟へ

マーストリヒトに「聖ピーターの洞窟」という地下通路がある洞窟にあり、ツアーで中に入ることが出来ます。 見どころやチケット購入方法、定休日、行き方、洞窟の様子など、 2019年に実際に訪れて分かった情報を掲載しています。

聖ピーターの洞窟

Grotten Noord / North Caves Maastricht Underground

マーストリヒトの地下通路、聖ピーターの洞窟です。真っ暗中をガイドに導かれながら探検することが出来るツアーがあります。

聖ピーターの砦

Fort Sint Pieter

砦の周りをみるだけならガイド無しで可能ですが、砦の中に入るにはチケット購入が必要です。

入場チケット

チケットは時間制になっており、事前にウェブサイトから購入可能です。現地窓口でもチケット購入可能です。洞窟内へも砦内へもガイド付きでなければ入れず、ガイドはオランダ語と英語があります。時間により分かれていたので、英語希望の場合は英語のツアーガイドを予約するようにします。

https://www.exploremaastricht.nl/en/maastricht-underground

洞窟・地下通路へ行ってきた時の様子

オランダ マーストリヒト郊外の地下にある洞窟、聖ピーターの砦と地下通路へ子供と行ってきました。今回のお目当ては、マーストリヒト地下通路のツアーです。実際に行った所、ただ洞窟内を探検するだけでなく学びが多くありマーストリヒト郊外へ足をのばして良かったなと思う観光場所でした。子供と行ったのですが、子供より興奮していたかもしれません。

聖ピーターの砦です。オランダでは珍しく坂を上って、丘にある聖ピーターの砦。フランスの侵略を阻止するために作られたものだそうです。その地下には人口の洞窟があります。要塞の周りは歩いて散歩することが出来ます。外観は無料で見学できるのですが、内部に入りたい場合はツアーでないといけないようでした。英語とオランダ語のツアーがありました。

マーストリヒトの地下通路・聖ピーターの洞窟

さて、お目当ての洞窟探検です。マーストリヒトの地下通路を探検が出来ます。洞窟ツアーは事前にホームページから予約できます。この時は時間が読めなかったので、予約なしで当日行って、ツアーを申し込みました。ツアーはオランダ語と英語がありました。平日と土日でツアー時間が異なるようです。ガイド無しの個人では洞窟の中に入ることはできません。

ツアーの時間まで景色を堪能。丘の上にあるのでマーストリヒトの景色が堪能できます。

いざ地下通路の中へ!

時間になると待ち合わせ場所に集合。ガイドさんに連れられていざ、洞窟の中の地下通路へ!

洞窟の中は当然ですが真っ暗です。

ガイドさんから、グループにランタンのような明かり3個渡されました。ランタンを持っている人は前、真ん中、後ろに分かれて列になって進みます。真っ暗な中、ランタンの光だけが頼り。想像して以上の洞窟ツアーに、恐る恐る前へ進みます、しかも洞窟の中はひんやりしていて寒いです。洞窟の中は、夏でも寒いようなので、半そでだけでは寒そうです。一緒のツアーにベビーカーで参加している方も居ました。ただ、少し道がガタガタしますし、小さい子は途中でぐずって大変そうでした。

洞窟内の壁画

洞窟内にはいくつもの壁画があります。途中でガイドさんが洞窟内の壁画の説明をしてくれました。

こちらはマーストリヒトで発掘されたモササウルスの壁画。マーストリヒト自然史博物館に行って、モササウルスの展示を見た子供は、この壁画に感嘆の声!こうやって、体験したことが知識がつながるのは、旅の良い経験です。

この壁画が洞窟内の地下通路の地図だということでした。

説明で印象深かったのが、フランスが侵略して来た際名画を守るためにこの洞窟に画しておいたという話。壁画の地図にある「KLUIS」という場所に隠しておいたそうです。

隠された絵画には、今アムステルダム国立美術館に展示されている、レンブラントの「夜警」やフェルメールの作品等があります。オランダは小さい国ながら美術館の宝庫で、名画目当ての観光客も多いのですが、この時、フランスに持っていかれていたら今と状況が違っただろうなと思います。感慨深い事を知りました。

ちなみに、前述のモササウルスの骨は、マーストリヒトで発掘されましたが、侵略時にフランスに持っていかれてしまったそうで今はフランス国立自然史博物館で展示されているそうです。

ここで、ツアー客の1人が「KLUIS」へ行きたい!という主張をします。ツアー客の誰も反対しないということで急遽「KLUIS」へ足を運ぶことに。おそらくこれは普段のツアーではないコースのようですし、このガイドさんだからしてくれれたのかもしれません。おかけでとても興味深いツアーになりました。

戦時中に名画を隠しておいた場所「KLUIS」

KLUISは第二次世界大戦の初めに建てられ、オランダの最も重要な美術品を空爆(1942〜1945)から守るために設計されたそうです。洞窟内に突然現れる立派な扉と部屋に驚きました。部屋の内部にはこんなポスターがあります。

オランダ語のみでしたが、隠されていた絵画についての記載がありました。このポスター部屋の奥深くに道があり、「夜警」が隠されていたという場所がありました。「ああ、戦時中にこの地下通路に隠されていたから今アムステルダムで見れるのだな」と思いを巡らせてしまいます。

KLUISを出てまた洞窟内を歩いていると、石切り場の空間が。子供たちは石を切る体験ができました。硬くて動かない!力が要りますね。なかなかできない体験で楽しかったようです。

そして最後に驚きの体験が……。これは行ってお楽しみください。そんなこんなで、洞窟のツアーが終わりました。

聖ピーターの洞窟、砦へ行ってた感想

単なる洞窟ツアーと思っていたら、戦時中の絵画の隠し場所になっていたとは無知でした。学びのあるツアーになりました。マーストリヒト観光というと、「世界一美しい本屋さん」などが取り上げられがちですが、かなり興味深い体験ができる洞窟ツアーですので、マーストリヒト観光でお時間取れる場合は、聖ピーターの砦と洞窟へ是非足を運んでみて下さい。

レストラン・カフェ

敷地内にカフェがあるので、ツアーまでの時間が有り余る場合はカフェ内で時間をつぶすこともできます。 わたしたちはツアー後にお腹が減ったので行きました

メニュー

メニューはオランダらしい感じです。英語のメニューもありました。

沢山のフライドポテト

洞窟内が少し寒かったので、スープがとても美味しく感じました。

Maastricht Underground公式サイト

https://www.exploremaastricht.nl/en/maastricht-underground

場所・住所

Luikerweg 71, Maastricht
https://g.page/Fortstpieter?share

本数は少ないですが、マーストリヒト駅から洞窟近くまで行くバスもありました。

マーストリヒトの洞窟ではクリスマスマーケットは開催されていない

マーストリヒトにも洞窟があることとオランダで洞窟のクリスマスマーケットが有名な事から、この洞窟でクリマスマーケットが開催されてていると思われがちですが、マーストリヒトの洞窟ではクリマスマーケットは開催されていません。毎年フライトホフ広場でクリスマスマーケットが開催されています。

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