オランダにはIr.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気水揚げポンプ場)という世界遺産がありますが、なかなか行きづらい場所にあります。規模は違いますが、アムステルダムから近い、ハーレムという町の近くに昔使っていたポンプがある博物館、クルヴィウス博物館 (Museum De Cruquius) があります。子供と行ったオランダのおすすめ観光スポットを掲載しています
世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った
この言葉をご存知でしょうか。オランダは土地を自分たちで広げてきた国なのですよね。風車を使い、干拓地を作り、自分たちで土地を切り開いてきたという歴史があります。
クルヴィウス博物館 (Museum De Cruquius)はとても小さい博物館で、他の博物館のように子供が楽しめるようなゲームなどもありませんでしたが、干拓当時の様子を見れる、学べるとても興味深い博物館でした。「オランダはオランダ人が作った」の言葉の意味が良くわかりました。
こちらがクルヴィウス博物館 (Museum De Cruquius)の入り口です。入り口が道路に面していないので少しわかりづらかったです。バス停も近くにあり、公共交通機関でも行きやすそうです。
ポンプの中が見れる、博物館です。
ポンプの仕組みです。こうやって水を汲みだしていたのですね。
今はもう動きませんが、外へ出て外観も眺めることが出来ます。
近くで見ると迫力があります。こうやってオランダ人は、オランダを作ったのかな、など歴史に思いを馳せます。
館内のオランダの地図と水の展示がとても興味深かったです。オランダ語が良くわからなかったのですが、おそらく何年に干拓したというような事が記されているようでした。
緑の土地は元から高い土地、そしてベージュの所は干拓地のようです。黄色は堤防でしょうか。オランダがどれだけ本当にオランダ人によって作られたのかが、とても分かり易い地図でした。
ポンプが、昔動いていた時の様子をテレビで見ることができます。
風車もありました。風車というと今では観光の1つのように感じますが、干拓地オランダを作った動力として使われたからオランダには、風車が沢山あるのですよね。昔、干拓に風車が使われていた時の様子、ポンプという動力に変わった歴史、オランダの干拓の歴史を学べるとても興味深い博物館でした。
小さいお子さんには面白い所は少ないかもしれません。ですが、小学生くらいでしたらオランダの風車の歴史、ポンプの歴史、オランダが干拓地である歴史などを学べる博物館だと思います。
小さな博物館なのでそんなに見るところはありませんが、オランダの歴史がギュッと詰まっていて、「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」その言葉を、本当にそうだな、と感じずにはいられない博物館でした。